だいたい山旅〜遊びたいのも山々

人生も折り返しを迎えたアラフォーおじさんの荒波一万尺

ゲンゴウゴシハルサメ 〜的のない空中戦〜

自分『今日は蕎麦じゃね?』

 

嫁『それ年越しのこと?前頭葉の萎縮だいぶきとるな…』

 

娘『え?ママやったー!蕎麦食べたい!』

 

嫁『えー。蕎麦無いし。春雨ならあるけど』

 

娘『春雨食べたい!ゲンゴウゴシハルサメやん』

 

ゴツイな。

TOKYO 〜ミスも匂いもメリノが解決〜

TOKYO

 

それは、岐阜のサル男にしたら大変な覚悟でもって挑まなければならない。

 

会社から『あぁ…明日からヒマラヤ支社で頑張ってよ』なんて言われるのと同じくらい遠く過酷な場所のイメージ。

 

過去に東京の某大学を受験した事がある。

 

その時も失態の連続だった。

 

1.田舎者の知識で予約した宿が受験会場からめちゃ遠い。乗り継ぎで1時間程かかった。

 

2.前日はしゃぎすぎ勉強もせず早朝から街を歩き回り酷い靴擦れ発症

 

3.前夜、東京ドームを散歩し近くにあった豚骨ラーメンを食べ酷く腹をこわす

 

4.その腹痛が治らないまま翌日受験会場に向かい、途中のトイレに駆け込み気絶寸前になる(死んだように体温が下がる)

 

5.大学構内のモスバーガーに都会を感じ面食らう

 

6.座席の隣の子が『大塚寧々』似で意識し過ぎ、自分がお腹を下しているのを悟られまいと余計緊張し結局受験の事を覚えていない程になる

 

という、メンタル、脳みその弱さが露呈し勿論桜散りまくったトラウマ。

 

 

 

春休み…

 

土日休みのない自分は、年に何度も出来ない家族旅行。

 

娘たっての希望で夢アイランド『東京ディズニーシー』に乗り込むことになった。

 

人混みが苦手な自分には試練の場所である。

 

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早くもヤバイ、ヒト、ヒト、ヒト…

 

多分岐阜市の人口より多いんではなかろうか?

 

密度がハンパない。

 

娘の手前平静を装うチチ。

 

もうダメだ…

 

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開園から30分。

 

自分を夢の国に連れて行く事にした。

 

しかし毎回思うが、ここの生はクソ美味い。

 

なんだろう。何杯でもいける気がする。

 

そこからはただただ園をウロつくおじさん。

 

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山観たり。

 

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なんだろね〜

 

凄い施設だね〜

 

なんてビールを喰らう。ホント異国。

 

しかしこの日は寒かった。

 

東名の御殿場辺では夜中みぞれが降ってたほど。

 

途中『スコッチハイボール』なる飲み物を見つけ10分並び買う。コレまためちゃ美味い。

 

こうして、寒いとこの人の様にカラダを温め凌ぐ。

 

娘は楽しそうだ。

 

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17時過ぎ、もうかれこれ5~6杯目であろうか…

 

この一杯を頂いている最中冷た過ぎる雨が降り、娘も嫁さんも完全に心が折れショーを観る事なくホテルに退散することとなった。

 

思い出は美味しいお酒と共にお持ち帰り。

 

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ホテルに戻り発覚しました。

 

いつものヤツ。

 

忘れ物。

 

自分の着替え一式。

 

ここ最近上手く立ち回っていた自分への戒めだろう。

 

ある人はこう言う。

 

『不便を楽しむ』

 

この何でも揃う街『TOKYO』で昨日着ていた物と同じ服を着る。

 

まるでアニメのキャラクターの様に。

 

こういう時に登山野郎は真価を発揮する。

 

メリノのインナーにアミアミベースレイヤー。

 

メリノの靴下。

 

次の日も決して『クサイ岐阜の人』にならず、胸を張って原宿を歩けるのだ。

 

そして原宿。

 

訳の分からんフニャけた『スクイーズ』とやらを買いに来る。

 

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芋洗いだの足の踏み場だのってなレベルでは無い。

 

岐阜辺りでは経験した事無いくらいで、唯一初詣で賑わう伊奈波神社かお千代保稲荷の最前線くらいか。

 

申し訳ないがキモイ。

 

3分もつかもたないか。

 

カラータイマーなりっぱなし状態で竹下通り離脱でおっさんお目当てのこの並び。

 

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アークにホグロフス 、ノースの原宿三山。

 

中日で言う、大島・谷沢・ケンモッカ。

 

ホグロフスで山シャツ、ノースでスーパーハイクパンツゲットでおっさんは終了。

 

ホグロフスでは大変気持ちの良い接客をして頂いたが、後に知ったのだがその方は店長さんでpeaksにもご出演されていた、お髭の素敵な青年。

 

帰りにアノ厳しい嫁が『あの人の眼は汚れていなかった』とガガーリンが言ったかの如く言い放った。お墨付きである。

 

その後、コレまた洒落たキッチンカーなるいわゆる移動販売車の弁当を買って公園で食べ、車で目白の『パタゴニア』とその下の『カラファテ』縦走。

 

この『カラファテ』さんはこれまた東海には無いマニアックな品揃え。東京どうなってんだってほど良いお店じゃない。

 

岐阜の方が山いっぱい有るのにお店が少ない。

 

人口の問題か?岐阜飛ばし問題である。

 

その後、東京をグルグル回って御殿場アウトレットに立ち寄り家路へ。

 

一泊二日では足りない。

 

なかなかのんびりとはいかないが、まあこんな経験も良いのではないか。

 

ここまで来ての旅の教訓は、『大都会TOKYOでもインナーはメリノに限る』でした。

その男ヒマにつき

『ヒマは人を成長させる』

 

かの有名な人が一度はチラッと思い言いたかったがしょーもないと思い残さなかった言葉。

 

このヒマな男は山に行く事にした。

 

高賀山。

 

それはそれは霊験あらたかな山岳信仰で知られる山。

 

夏場は『ヤマビル』の聖地、パラダイス、フェス会場と化す山。

 

ヤマビル様が眼を覚ます前に登ります。

 

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登山道が気持ちいい。

 

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なんかこの樹々を縫って続く坂道だの、すぐ横を流れ落ちる沢の流れだの全ての要素がなんとまあ素敵なことか。コイツァーだいぶ病んでやがる。

 

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今日は僕の相棒で厳冬期の穂高でハワイ気分を醸し出してくる『ハッピーウォッチ』だが、今日は覚醒。

 

そして真新しい橋。

 

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本当に只今架けてもらえたばかり。

 

作業の方から『今架けたばかりだから滑りやすいので気をつけてください』と。

 

本当にありがたい限り。

 

いつもだが登山道を整備されている方には本当に感謝である。

 

以前初登山で登山道を整備されていた方に出会った時、黙々と馬鹿でかい石をバールで少しずつ動かしながら階段を作っていた。

 

好きで山に入っている我々が怪我をしない様に、歩きやすくそして道に迷わない様に整備されていた。

 

『ありがとうございます』

 

と挨拶をして通り過ぎた。

 

また下山の時までその方はまだ黙々と作業をされている。

 

『ああ、本当に山男はカッコいいなぁ』と。

 

その方こそ後に分かったのだが、宮田八郎さんだった。

 

穂高から帰り何か映像ないかな?なんて思い、たまたまハチプロダクションの映像にたどり着き、そこに映っていた方がその人だった。

 

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こうして安全の為一生懸命整備してくださっている方々がいらっしゃる。

 

そこにお邪魔している身であることをわきまえないとと思うし、最低限の知識や技術、装備でもって『自己責任』前提で山を楽しみたい。

 

危険だからと安易に自然に手を加えてしまうのも喜ばしく無い。心構えとスキルが必要だから登山は楽しいと思う。

 

 

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とか思いながら山頂に到着。

 

360度見晴らし最高!

 

目前には立派でかっちょいい白山と奥には能郷白山

 

東には御嶽山乗鞍岳穂高の山々。

 

最高だ!最高の休日だ!

 

 

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山頂で昼食をとり1時間ほど他の登山者の方々とお話、そして下りてくると橋もめちゃくちゃ綺麗に完成。工事の方に再度お礼を言って帰って来た。

 

さーてさて、貴重なヒマ。

 

急に燻製したくなりダンボールで燻製器を自作。

 

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ルービー片手に食べるはずが、娘に食べられる始末。まあいい。普段からそういう事には慣れている。今日は素敵なヒマなのだから。

 

そして最後に。

 

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もう一軒ワンルームの家を建て、ノマドワーカー風に過ごす。

 

明日は会社に行けま………せん。

四人も要らないロンリープレイ 〜休日を諦めろ〜

『焚き火ツーリング』はやはり中止。

 

穏やかに晴れているのだが…

 

まあ、『災い四天王』が揃ってしまったらきっと雪くらいは降ってくるだろうし、何なら帰れない程積もったりで『低山遭難』くらいは覚悟が必要だろう。

 

中止は賢明な判断。

 

そう言い聞かせ今日はロンリープレイ三本勝負に徹する事にした。

 

1 バイクのタイヤ交換

 

2 自宅で焚き火

 

3 庭テント泊

 

 

午前中の部は、愛車CRF250ラリーちゃんの靴をおニューにするの巻。

 

購入後5000キロを走破し、後輪はほぼヤマがなくなってきた。

 

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ラリーちゃんも新品のお靴に替えてあげたらさぞ喜ぶことだろう。嬉しくてウレションを撒き散らして庭駆け回ってしまうだろう。

 

新しい君のお靴はコレだ。

 

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イターリアから来たオサレ冒険家。

 

『オレのアプローチは自宅からさ!アスファルトだって荒れたハイキングコースだってオレひとりで充分さ。どんなにタフなコースだってへこたれないイタリア産まれならではの体力と繊細さ、最高の履き心地を約束するぜ』

 

それがピレリMT21ラリークロス。

 

実はラリーちゃんが納車された直後に廃番になってしまうのではないか?という心配フライングから前もって購入〜2年間放置していた代物で、久しぶりに触ってみたのだが『こんなに硬かったか?』とオンロードタイヤ張りにカチカチ。

 

果たして初挑戦野郎に出来るのだろうか?

 

『災』という文字がチラつく。

 

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先ずはフロントタイヤ。

 

こんなブットイ六角レンチはじめて見たってくらいウソの様なスケール感の14ミリレンチ。

 

そしてサルも知恵を絞れば工夫するもので、トルクがかけずらい時のコレ。

 

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メガネレンチで延長。

 

猿人から少し進化できた様だ。

 

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タイヤを車体から外し→ビートを押したり踏んだりで落とし→タイヤレバーでコネコネしてホイールから外し→チューブ抜き→もう片方のビートもレバーで外しパッカーン。

 

前輪は比較的簡単で、レバーでキッカケを作ってしまえば素手でもホイールから外せてしまう。

 

戻す時も基本は同じ順序を辿るだけ。

 

僕の様なスカスカ脳の持ち主は、外した順番や部品の向きを忘れかねないので基本外した部品をどこかに保管せず『仮組み状態』にしておく。

 

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これなら途中でウ◯コがしたくなっても忘れて間違える事もないだろう。

 

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前輪完成!

 

続いて後輪。

 

基本アクスルシャフトを外すだけ。

 

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19ミリと24ミリのメガネレンチで締める。

 

ブレーキキャリパーが落ちてくるので注意が必要。チェーンは上下どちらかを落としタイヤを回せば外れる。チョー簡単。

 

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リアはやはりちょい硬めでフミフミしてビートを落としてあとの手順は前輪と同じ。

 

しかし、硬い。

 

外すのはまだ良いが、ニュータイヤがなかなかリムに収まらず30分近い格闘の末やっと組み上がる。

 

しかし、空気を入れると入れた分確実に抜ける音。

 

スカスカがやらかしたスカスカ。

 

ビギナーが必ずやらかすヤツ。レバーでチューブを挟んじゃって穴開けるヤツ。

 

はい、予定が狂いました。

 

昼イチでバイクパーツ屋決定。

 

大人なのに、予習→復習。

 

多分次の交換もやらかすでしょう。

 

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予定をだいぶ押して完成。

 

2 自宅で焚き火

 

焚き火しながら昼飯食べるつもりだったので夜に回し、3 庭テント泊の準備をし昼寝をする事にする。

 

風は強めだが天気はいい。

 

暫し家で準備をし、グランドシートにペグを打つと背中に何らや冷たいモノが。

 

雨じゃない?

 

もー雨じゃない⁈

 

ウソでしょうよ。

 

あー雨じゃない。

 

西の空、突然ウソみたいに真っ黒いじゃない。

 

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中止。

 

娘の塾迎えに行くじゃない。

 

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雪じゃない?

 

もー雪じゃない⁈

 

焚き火すら出来ないじゃない。

 

夕食を家の中で終えたこの男、どうしても焚き火を諦める事が出来ず、ひとりガレージへ。

 

真っ暗闇の中、焚き火台に炭をくべる男。

 

一向に火がつかないじゃない。

 

燃料使っても炭に火つかないじゃない。

 

この炭、しけてるじゃない?

 

あれ、本当にしけてるじゃない⁈

 

てか、湿ってるじゃ…ない…

 

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※こうなるはずのイメージ

そーら見た事か! 〜プラスにならない足し算〜

引き続きのヘドロドロドロロペスな日々。

 

白目をむいて瞑想の様に妄想の旅。

 

もしかしたらアノ空也様の如く何かを唱え、お口から『ピロピロピロ〜』と何かしら出てしまっているかもしれない。

 

空也様、なんとも言えないお顔をしていらっしゃる。

 

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そのくらいの境地に達した時、ある人物から一本のメールが届く。

 

『焚き火しに行くぞ』

 

焚き火ツーリングのお誘い。

 

その方は、人生の先輩。

 

家庭において『誰にも相手にされなくなった』という異色の理由でアウトドアマンに転身し、今ではメスティンで米を炊かせたらこの濃尾平野五本の指に入るのではないか⁈という人物Y氏。

 

将来の自分にとって『人柱』『標本』になるかもしれない。

 

決算・本厄ドロドロロペスな日々を送る身からして、もちろん断る理由もない。

 

他のメンバーもこれまたハード。

 

最近離婚という人生の大キレットから這い上がったと思ったら事のほかサッパリ、人生の後半戦を地響きを立ててガリガリ遊び始めた『人生オフローダー』50代も半ばのN氏。

 

そしてもうひとり。

 

その昔道無き道をオフ車でブイブイ駆け回り、何処ともわからない場所で野宿、CWニコル張りに焚き火を楽しみ、終いには自宅まで灰にしてしまったシャレにならない経歴の持ち主だがそこからの人生V字回復を魅せる、隠れ金持ちの40代後半T氏。

 

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この混じってしまう事が躊躇われる程の偉大な先輩達。誰も居ない山奥での焚き火ツーリングキャンプで何かニュース事にならないか?という大きな不安。

 

いや、もう何か起こらない事が不安なくらいだ。

 

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流石はこの災い四天王。去年の漢字『災』の文字も小刻みに震わすほど。

 

そして案の定。

 

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そーら見た事か。

 

こんな穏やかで暖かい日が続いたにも関わらず予報は『3月の雪』

 

もう既に焚き火の炎も鎮火。

 

神のお告げ。

 

マイナスはいくら足してもプラスにはならない。

トコトコ岐阜のダート林道 〜大谷大栃林道〜

ヘドロデイズからひとまず顔を出す。

 

『決算』という今となっては何も掻き立たないフワッとした号令の元、『働き方改革』もどこ吹く風、『負荷を掛けたら掛けただけ人・物は成長し強くなる』的な進化論を導き唱え始めた我が社。

 

ダップン寸前の己。

 

本来の状態に戻す為、久々に愛機『轟天号』と共に殺菌の旅に出ることにした。

 

しかしこの日も与えられた時間は正午まで…

 

こちらも負荷ダップンスケジュール。

 

春を感じる晴天。

 

幸福を求めハッピーアイランドと言われて久しい板取方面へ。

 

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今日は板取から郡上八幡方面に抜ける事が出来る『大谷大栃林道』へ向かう。

 

桜の木の枝先はほんのり赤く染まっていたり、杉林からは山火事かと勘違いする程モクモク大量の『悪魔粉』が舞い上がる。

 

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これが春。

 

まあ良い。休みに集中しよう。

 

会社の携帯が鳴る。何度も鳴る。

 

もっと集中するのだ己。

 

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板取川は今日も澄み渡っている。

 

神崎川と並び守っていかなくてはいけない清流だ。ミナモもキラキラだ。

 

そして林道入口はココ。

 

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板取事務所の裏からお邪魔する。

 

暫し舗装道を行く。

 

この橋の先からダートの始まり。

 

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この林道は荒れた箇所も少なく、ほぼフラットなのでこれからダート挑戦しよかな?って方でもおススメ出来るルート。

 

もちろんオフィシャル林道。

 

 めちゃくちゃ気持ちいいダート道が20キロ超続くのだ。

 

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少しホラーなトンネル。しかしそこを抜けるとハッピーアイランド。

 

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我愛機はホンダのCRF250ラリーというオフロード車。

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奥は高賀山。

 

飽き性な自分だが、この子は2年経った今でも溺愛中。

 

ロングも出来るし、道すがらの気になるダートや川原も躊躇なく突入出来る。

 

そして何よりカッコいい。

 

どんな事にも真正面からぶつかり、ちょっとやそっとじゃねを上げず、要求に対してガリガリ突き進み、挙句周りをハッピーにしてしまうイモトの様な存在。立ち姿は天海祐希だ。

 

そんなバディと共に最高のダートをトコトコ進む。

 

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お尻真っ白なシカさん二頭と出会いホッコリしたのも束の間、丁度入口から12キロの中間地点くらいのところで硬い雪。ほぼ氷。

 

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このラリーちゃんが納車された1週間後に、調子こいて付知のとある林道に突入した際、同じ様な状況で引返す際に氷に乗ってすっ転び新車に傷、心にも大きな傷。

 

崖側にコケてたら15メートルは落ちてたという、不幸中の幸いと言うべきかダブルの深い傷とトレードオフ

 

これらの苦い経験値からオトナの漢としては潔く背を向け撤収。

 

この決断を下すまでの所要時間はコンマ何秒の世界。オトナは迷わない。

 

若者よ、登山で迷ったなら辞めて正解。

 

それが漢の判断なのだ。

 

登山も人生も無理な背伸びは不必要。

 

次が必ずあるのだよ。

 

来た道を引返す。

 

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さっさと引返す。

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ほーら、綺麗なせせらぎと並走してるよ。

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ほらぁ、若者には見えるかな⁈

この澄んだ清流が。この清らかな瀬の音が。

 

オトナの漢は今日目的が叶わなくても、焦らず心穏やかに今を愉しむ。

 

参考にして欲しい。

 

己はこの引返しにより、制限時間いっぱいで午後の仕事に間に合いました。

 

ありがとう板取の大自然

 

ありがとう道を阻んだ雪。

 

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金華山〜真の男とは?オトナとは? 〜オトナおじさん登山部〜

オトナの男の登山とは…

 

男を惑わす魅惑のPEAK…がキーワード。

 

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歴史輝く金華の峰の日々に新たな自然の恵み。

 

知る人ぞ知る名曲。

 

レーニングを兼ねてライトなテン泊装備を背負い鷹巣山から金華山を撫でるルート。

 

鷹巣山とは、金華山のお隣の岩戸トンネルの上の岩岩の山。

 

決して岩岩を登る訳ではない。

 

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先ずは九十九折の林道を歩き最初のクロスロードを日野に突き抜ける。

 

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ここが最初のポイントだ。

 

北に直登すれば直ぐに鷹巣山の頂上なのだが、オトナの男はそうはしない。

 

ここは味わい深い岩戸トンネル出口・達目洞側の東尾根を目指すのだ。

 

オトナである。

 

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シダックス日野店をすり抜ける。

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当日は気温3度〜5度くらいだろうか。

 

日陰は寒いが1時間程で大仁田厚くらいビチャビチャ。

 

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モニュメントとなってしまったオフ車の屍。

 

ひと気もほぼ無いこのルートは静かに山を楽しめる素敵な場所だ。

 

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素晴らしい晴天の中、鷹巣山のPEAKを焦らず目指すオトナの男。

 

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この鷹巣山金華山より眺めは良い。

 

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そしてあれが男を惑わすPEAK。

 

金華山岐阜城がピンと立つ。

 

きっと金華山に登る=岐阜城目指す。だろう。

 

若僧、見ておけ!オトナおじさん登山部の流儀を。

 

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妙見峠へと降り立ち、地図で言う大参道から鼻高、めい想の小径へと下りそこから百曲りを登り返し七曲り〜唐釜を経て岩戸公園に下るルート。

 

これがオトナの男を体現する全ルートだ。

 

若僧には辛抱ならないだろう。

 

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この大参道から鼻高コースも本当に整備も行き届き、味わい深い良いコース。

 

金華山のメジャールートでは無いが、是非お勧めしたい。

 

達目から大釜ルートも非常に良いルート。併せてお勧めしたいし、また違った金華山を味わえる。

 

そして若僧なら鼻高から岐阜城に行ってしまうのだろう。中にはロープウェイでいきなり⁈みたいな。あぁ…青い青い。まあそうして人は成長するのだろう。

 

オトナの男はめい想の小径を下る。

 

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このめい想の小径もまた北尾根、つまり長良川側になる為景色が良い。

 

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今日は御嶽山も見え、金華山の永遠のライバル百々ヶ峰、奥には能郷白山伊吹山等最高の展望ルートだ。

 

めい想の小径は、金華山の登山ルートの中でもまあまあ距離があるのでその名の通りあらゆるめい想や迷走が出来、その迷走を助長させる見事なギミックが隠されたルートなのだ。

 

自分は今日はここで今いちばんのお気に入り女優、吉岡里帆について想いを巡らせる。

 

彼女はまっすぐだと思う。うんうん。

 

おじさん的にはグラビアは良いが親心なのか、それをしなくても充分良い仕事が他で出来ていると思う。悪いおじさん達の画策に翻弄されない事を願う…何て考えてるうちにとんちの効いた看板が迎えてくれる。

 

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めい想の小径だから、己にふけり向き合おうと思っている人間にとってこれらは邪魔ではなかろうか?

 

いや、これに翻弄されたら負け、そんなめい想はめい想では無いと言いたいのだろうか?

 

これをきっかけにしろ!とでも言いたいのだろうか?

 

あぁ…吉岡里帆

 

さっきすれ違った全身ピンクの千葉真一

 

オールバックにサングラスが素敵だった井上陽水

 

笛を巧みに扱い小鳥をおびき寄せ、若いお姉ちゃんを手玉に取るいぶし銀おじさん。

 

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めい想の小径に現れた濃いめの方々。

 

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親鸞様。あなたはいったい何と言っているのですか?小生にはちっともわかりません。

 

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名前の読み方もわからないあなた様は、もはや皆んなが薄々気づいている当たり前の事をただ堂々と言ってしまっただけでは無いのでしょうか?

 

めい想が迷走して一周回って路は開けるのだろうか?

 

これこそがめい想の小径と言われる所以なのだろうか…わからない。

 

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この階段の下から3段目は濡れていると必ずコケる。どんな靴でも必ずコケるので気をつけてください。

 

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板垣たゃーすけ。
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岐阜公園の名所を抜け百曲りを登り返す。

 

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このルートは岐阜城直下のロープウェイ乗り場とリス村の間に出る。

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若僧なら自らの達成感を得たい!そういう思いのみで岐阜城を一心不乱に駆け上がって行くところだろう。

 

このオトナの男は、ここまで来ておいて下る。

 

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どんどん下る。
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男、特に若僧は必ずと言っていいほど先っちょPEAKに気を取られ大切なことを忘れがちだ。

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もっと大切なことがそこにはあるのだよ。

 

私が初めて本格的に登山をしたのは、白出沢からの奥穂高、日帰り登山だった。

 

そこは北に涸沢岳、南に奥穂高穂高連峰が誇るダブルピーク。その谷間を這い上るルート。

 

もちろんビギナーには限界で、どっちのPEAKも取れずに谷間の小屋(穂高岳山荘)で悶え力尽き、下山を余儀なくされた苦い思い出がある。

 

それから一年、地道な鍛錬、努力を経てリベンジの果てに奥穂高のPEAKを頂いた。

 

そう、どのPEAKも『いきなり』は好ましいものでは無い。

 

己の努力と成長と共に、徐々にPEAKを詰めていこうでは無いか!

 

オトナの男として伝えたい。

 

そう言いながら、結局山も人生もアノPEAKも詰められないおじさんも如何なものか…と。