だいたい山旅〜遊びたいのも山々

人生も折り返しを迎えたアラフォーおじさんの荒波一万尺

続・おっさんカメラ購入 〜無駄撃ち編〜

EOS M5という奴はまあまあ機能があるそうだ。

 

わからん。

 

そんなもの今や全自動では無いのか?

 

カメラを支えてシャッター押す。

 

それでは撮れないのだろうか?

 

とりあえず『ド素人×M5』で無駄撃ち大会を開催することにした。

 

 

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なんでやねん。けど後ろボケとるやない?
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ぽいか?
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うーん。
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どーなの。
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きゃわわ。
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気持ちワルがられ逃げられる。
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これぽくない⁈
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in京都 北野天満宮
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ムズイな。
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カラスだと気付きますか?
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もっと寄るべきっすか?

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札にピントか?
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これでいいのだろうか?…

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わからん。
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正解が…
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わからん。
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この梅干しは大粒で美味そうだった。

 

なんのこっちゃ。

 

わかったこと。

 

ただただムズイ。

 

花を撮る気持ちはわかる気がする。

 

カメラに気を取られ過ぎると人に迷惑を掛ける事がある。

 

娘に気持ちワルがられる。

 

カメラを生業としてる人のテクと感性やセンスはスゲー。

 

練習しよ。

おっさんカメラを購入 〜期待のニューフェイス入店に翻弄されるの巻〜

この数ヶ月コンデジなるものを物色していた。

 

実はそもそもカメラとか全く興味もなく『かさばらんし手軽やしいつも持ってるからスマホあらゃえーやん』的に考えていた矢先、前回蝶ヶ岳にご一緒させて頂いた大先輩の持っていたスマホの写真に絶句。

 

機種は判らんがその臨場感とボケ方が衝撃だった。

 

そして大先輩は別でコンデジ持参だったが、その写真も見事。

 

そりゃ折角えーとこ行っといて、やっぱり綺麗に思い出残したい!と普通の人間ならもっと早く気づいていたはずだ。

 

いろんな道具がそうであるように、カメラという奴は上を向くと無情な程にキリがない。

 

超初心者で昨日今日思いたった奴に一眼レフは豚に真珠。いや一眼レフって響きは聞いた事あるけど…程度で、実はコンデジなんて呼び名も知らない始末。

 

でもそこから皆さんがそうであるように、ちょっとした沼にはまり始めるのであった。

 

職場に一台コンデジがある。名前はソニー家のRX100。通称出木杉くん。

 

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どうやらこの子、コンデジ界では名の知れた子らしい。

 

その昔、8000円くらいで購入したピンクいデジカメを仕事で使ってた事があったが、それはど素人でも分かる使い勝手とマイクラみたいなカクカク画質。そして何よりシャッター押してからが長い。

 

それに比べたらこのRX100って子は誰もが手の届く存在で、しかし高スペックな言わば出木杉くん的存在。

 

一応自分で決めた予算は5万円くらいと思ってたのでRX100IIIにでもと思っていた。

 

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あ、あと候補としてキャノンG7XマークⅡってのと。

 

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無い知識で悶々とカメラ屋と家電量販店をさまよい手に取りを繰り返す様はか不審者か、はたまたまっすぐ家に帰れない虐げられた悲しいサラリーマンか。

 

そうしているといつもの上司からLINEが届く。

 

『おい、○○さんがNikonのEOS M5要らん?って言っとるぞ』

 

へー。

 

なにそれとググルと…へーってなもんで良く判らん。

 

しかし良さそうだ。

 

突然目の前に現れたニューフェイス

 

そして一週間後。

 

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あー、大体こうなるのである。

 

アナログ人間がスイッチいっぱいに翻弄される。

 

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※イメージ

 

自信はない。

感じるインサーティング

昔から服を買う時に人それぞれの選び方、スタイルが有ると思う。

 

つい先日、嫁さんに盗撮された。

 

この時この男は目を閉じ五感を研ぎ澄ませていた。

 

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これで1、2分くらいジッとしているとそいつの持っているポテンシャルを感じ取れるというこの20年培った秘技なのである。

 

で、問題はヤバイという事。

 

見た目ディテールが。

 

嫁もやっとこさ重い腰を上げ、この行為にタオルを投げ込んできた。いい加減『ヤメロ』と。

 

しかしそもそもこのスタイルになったのには訳があり、無類の汗かき野郎なのだ。

 

そんな申し訳なさから、こう衣服に向き合い交信するスタイルを取っている。

 

それともう一つ嫁さんの指摘で気づいた事がある。

 

それは自分が思っているより目立つという事。

 

この行為は普段かなり人目を忍んでやっていたつもりだ。

 

でも、自分が思ってるより自分の図体はでかかった。

 

かなり遠くから嫁さんは『アイツヤバイ』と察知したようだ。

 

多くの『図体デカイ』人達は、意外と自分はデカイと気づいていないと思う。

 

でも実際は自分の感覚より1.2倍いや1.5倍くらいデカイと思って生活した方が良さそうだ。

 

全国のデカイ人達は気をつけよう。

 

でも、このスタイルはオススメだ。

 

きっとこの冬辺り至るところでこの光景を見るに違いない。

 

秘技『インサーティング』

やっぱりシメの鷲羽岳&三俣山荘 〜紅白の小林幸子〜

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ついにこの日がやって来たぁ!

 

9月のくっそ忙しい仕事もひと段落ついて、一泊とっていざ三俣蓮華・鷲羽岳へと計画。

 

前週は台風と仕事が突風の様に吹き荒れ、小屋閉め最終日の15日にようやく行ける事に。

 

ウッキウキで出発も小雨。

 

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そして負傷…

 

事件はまたイタドリが原ら辺で起こる。

 

朝ごはん食べようとビショビショの岩に座る。

 

ヌメッてるな〜なんて思ってたらおにぎりが転がる→すかさず立ち上がる→おにぎり左手でキャッチ→見事に滑る→頭から真っ逆さまに落ちてdesire→岩のあいだに腕挟まる。

 

一瞬何が起こったのかわからない。

 

気づいたら逆さ。

 

右腕の感覚ゼロ。

 

あ〜こりゃポッキリ逝ったなと思った。

 

そして何故か左手におにぎりを握る。

 

その最中横を通って行ったおじさん一人。

 

もはやコントの様な光景。

 

岩に逆さに引っかかり左手におにぎりを握った中年を前に、通りがかったおじさんも声を掛けづらかっただろう。

 

そそくさと足早に去っていく。

 

あぁ、これもまた逆に有り難い。

 

なんせ恥ずかしい。理由も状況も。

 

何とか立ち上がって動作確認。

 

僅かに動くが激痛。

 

こうして何でもない場所で事故は起こる。

 

リアルおむすびコロリンで自分も岩の間にコロリンでホント助かって良かったが、心がポッキリ折れた。

 

このまま行くべきか諦めるべきか大いに悩んだ。

 

こんな悩んだのは、中学の『エロ本買う買わない』事件以来。

 

まあでも骨大丈夫そうだし、とりあえず双六まで頑張ってみる事にした。

 

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相変わらずの絶景・かわいい雷鳥ちゃん・安定の双六のカレーで折れた心は復活し、三俣山荘に泊まりの予約を入れ、行くしかない選択肢。

 

しかし右腕と手首死んでる。パンパンに腫れてアンパンマンの手みたいになってきて感覚がないし痛いし、テーピングでぐるぐる巻きの上にタオルぐるぐる巻きでしのぐ。

 

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しかしこの先の絶景でそれらを忘れさせてくれた。

 

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スゲ〜

 

それはもう絶景。

 

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小林幸子じゃん!

 

 

やっぱシメに来て良かった!

 

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早々に受け付けを済ませ鷲羽岳に向かう。

 

小屋の女性もめちゃくちゃ親切で有り難い。

 

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槍を覆っていた雲も切れ始め360°見渡す限りの絶景。誰もいない山頂。北アルプスの真ん中を独り占め状態という贅沢の極みを味わえた。

 

この前歩いた薬師もめちゃめちゃ立派な山容。

 

もっと時間が欲しい。

 

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惜しまれつつ最後にヒョッコリ顔出してくれた槍ヶ岳とゴリゴリ北鎌尾根を拝み宿に戻る。

 

さあもう一つのお楽しみ三俣山荘名物のジビエシチュー!

 

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夕飯前に小屋の女性から挨拶。

 

この日最終日という事で小屋からの大サービス。

 

『心ばかりでは…』と謙遜気味に言われたのだが、食事プラスαもビールもケーキも行動食にとパンまですべてサービス!

 

その上、小屋のスタッフの皆さんもアットホームで親切で温かい。もうここ最近で最高の夜を過ごさせてもらった。ホント涙出そうでした。

 

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その晩…

 

やはり手首がめちゃめちゃ痛い。寝たいけど痛みで目が覚める。寒さで紛れてただけでやっぱ痛い。

 

何とか朝を迎え、スタッフさん達に感謝を伝えて5時過ぎに小屋を出発。

 

程なく道すがらで一人の人に追いつき路を譲ってもらう。その後事件が起こるのだが…それは最後に。

 

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三俣蓮華岳で朝日を浴びる。

 

最高だ!

 

そして双六までの稜線歩きも素敵過ぎる。

 

風邪も強く小屋発時に気温も0°ほどで寒い。

 

でも視界も開け雲ノ平もクリアに見渡せる。

 

贅沢だ。

 

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そしてもはや恒例化してしまった隠れ槍。

 

この旅のメインの一つ、双六発射台からの槍がまたもこのタイミングで雲の奥。

 

少し待ってみたがまた次回にお預けとした。

 

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最後の最後に槍が姿を見せてくれた!

 

あー最高の旅だった!…はず…

 

 

 

そう、事件の件。

 

小屋出て早々に路を譲ってもらった人…いやあえておっさんと呼ぶ。

 

路を譲ってもらった直後のはなし。

 

暑くなってきたので上着を脱いでいたら、目線の先で白いものが弧を描いてハイマツの中にカサッという音と共に消える。

 

その後おっさん登場。

 

そのおっさんに『今の何でした?』と尋ねると一瞬トボけたのちに『ゴミが落ちてたから捨てた』って言うじゃない。

 

もう突っ込みどころ満載で、面倒だったから『じゃあ僕が拾ってきます』と言うと、何故かそのおっさんは『ごめんなさい、私のです』と…もうムカついたけど一緒に探しましたよ。

 

探す間もそのおっさんハイマツボキボキやり始めるしそもそも入っちゃアカンとこやし。いちいちおっさんに注意しまくりながらやっと見つけた。

 

自分が言う立場じゃないかもしれないが、そのおっさんにはさすがに『二度としないで』と伝えた。

 

先日の槍ヶ岳山荘のスタッフブログで『北鎌尾根のゴミ問題』が書いてあったが、その中で『北鎌に来る様な人がゴミをしていく現実』の様に書いてあったが、ホント三俣まで自分の脚でわざわざ歩いて来た人の行動では無い。

 

そもそもそれをしてしまった事で、自分のその旅自体が良いもので終われるのだろうか?

 

それをたまたま見てしまった僕ですらガッカリな思い出になってしまいそうなのに。

 

どうか故意にゴミをするのは控えて欲しい。

 

自然の中で愉しむ人の最低限のマナーだと思う。

 

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僕は今、お仕事である役所の申請待合フロアにいる。

 

まあ実に色んな人間が行き交う場所。

 

居眠る人、貧乏揺する人、キレる人、声デカイ人、顔デカイ自分……

 

そして僕の後ろの人。

 

静かに屁を朝から3度に分け発射してくる。

 

不意に朝から胸いっぱい吸い込んでしまった。

 

なかなか肺で浄化されない。

 

僕の受け取った整理番号は101番。

 

かれこれ一時間弱待っているが、呼ばれる番号はまだ60番代。

 

後ろの人は何番で、あと何回発射してくるのだろう。

 

自分が発射している様に思われてないか心配でならない。

 

下界の出来事。

 

人の生きる息吹。

 

 

槍ヶ岳 〜もくもく対決〜

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夏山シーズンって短いよね…

 

行きたいところ数えたらきりが無いけど、『今しかない!』から槍ヶ岳

 

今しかない?

 

大人気の槍ヶ岳。引き潮を狙う。

 

9月の三連休明けなら…と思っての決行。

 

前日のブログはこんな記事だった。

 

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これはビッグサンダーマウンテンじゃない⁈ってほどの大渋滞。後に聞いたんだが、なんとこの行列で4時間待ちだったそうだ。集客力ハンパない。

 

連休明けだからってこの人の波は引くのだろうか⁈と、だいぶ気持ちも引き気味ながら前日の夜出発。

 

無料駐車場はナント7割くらいしか埋まってなかったという奇跡。

 

9月の平日でも空き探すの大変なのに、これは期待大。

 

今回も時間無し金無し男は日帰り。

 

朝4時半駐車場を出発。

 

いつもの様に指導センターにて用をたし、槍決戦に向かうのであった。

 

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真っ暗怖いっすね。

 

真っ暗の右股の林道。先行者なり後続者居てくれたらね…ホント怖い。てか、地元の低山でも怖い。真っ暗怖い。

 

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で、穂高平もひっそり正直怖い。

 

いつも、クルマはあるけどひと気がない。

 

そして長い林道。クソ長い。

 

新穂高から槍穂向かう最大のネック。

 

1.林道長い  2.展望無し  3.小屋少ない

 

だから静かな山行とONE DAY登山が可能なんだけどね。

 

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槍平で休憩も取らずひたすら歩く。

 

やっとこさ飛騨沢にたどり着き開ける展望。

 


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人生そのものか?

 

地道な努力の後のご褒美。しかもそれそのものが手に入った訳でもなく、何なら悪天男的にはその確率すら低い。常に修行の身だが、今日は笠ヶ岳や双六の超〜クリアなご褒美。有難い。

 

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と楽観したとたんものの見事にいつもの景色である。

 

高速もくもくさん登場で恒例の展望である。

 

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この驚くほどの演出。モザイクでも何でもなく見事に『穂先』のみ覆い隠すもくもくさん。

 

小屋まで行っても見えない。

 

さっきまでの晴天は⁈

 

諦めメシを食う。

 

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カレー。

 

にんにくが効いて美味い。

 

ここで槍に来た事を知合いにLINE。

 

返って来た写メ。

 

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槍のライブカメラにカレーをもくもくと食う猫背男。もくもく共演を果たした瞬間。

 

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このもくもく共演最中に槍を覆い隠したもくもくが晴れ『穂先』登場である。

 

ザ存在感。

 

槍は本当に不思議な存在。

 

どこ登ってもまあまあ終盤にしか姿を現さないが、その姿を見た瞬間『特別』なのである。

 

飛騨山脈のラスボス、北東西鎌尾根やその位置が絶妙な上にトッキントッキンというディテール。何かあるとしか思えない。

 

そりゃ4時間渋滞しますわね。

 

でも今日は読み的中の空っきすきの待ちゼロ。

 

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頂上を堪能。

 

北鎌尾根がもくもくの侵略で見れなかったのは残念。

 

しかし最高の展望台だ。

 

穂高の荒々しい山容から以北の大らかな山々。

 

もっとクリアに見たかったが、これもまた次回来れば良いこと。

 

ひとしきり楽しみタイムアップ、また死ぬほど長い道のりを帰るのであった。

 

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カリ
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今日の忘れ物。

ザックに入れっぱなしとなったヘルメット。

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今日のナイスアシスト。

ライブカメラ教えてくれた知合い。

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まぬけ。

 

スポンジ男の薬師岳悪天テント泊 〜だいたい白い〜

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一年ぶりのテン泊だぁ〜

 

しかも初めての黒部五郎で。

 

あ〜めっちゃ嬉しいよねぇ〜

 

嬉しすぎて忘れてた事が何個かあって、一つは下調べ、もう一つは家族への報告。

 

あぁ、ダメなスポンジ野郎。

 

一つ目…下調べ編。

 

岐阜の人間が黒部五郎に向かうとなれば通常、新穂高か有峰の折立からとなる訳だが、折からの時間ナシお金ナシともなればその二択以外の選択肢を探る訳である。

 

そのちぃちゃ〜い願いを叶えるただ一つのルート『飛越新道』

 

『とびこし』だと思ってたけど正確には『ひえつ』と読むらしく、危うく親しみを込めて『とびっこ』なんて呼ぶのはご法度。

 

そしてヌメヌメヌタヌタで有名な飛越対策で長靴も用意するという、面倒くさがりな自分には珍しいくらいの気合。

 

仕事を終え風呂に入り、21時出発。

 

0時半事件が起きる。

 

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ウソだろぉぉぉ。マジ⁈

 

そう、事前に有峰林道の飛騨側は通行止めというのは知っていた。

 

がしかし、料金所の7キロも手間からなんて知らなんだ。

 

そして抜群のタイミングで雨。

 

まあここで色んな選択肢に迫られることとなる。

 

『中止帰る』『新穂高から笠ヶ岳or槍ヶ岳or双六or三俣…』いやいや『折立から薬師or行っちまえ黒部五郎or雲ノ平』

 

激務パワハラ応酬明けでとにかく眠いし、とりあえず通行料払って折立行くかと彷徨いながら『有峰林道水須入口』に3時着で仮眠。

 

その間、夜中中豪雨&カミナリ。

 

5時40分頃ゲートが開く音が聞こえさあ出発!と意気込む。

 

ゲートの親切なおじさんに『折立行くなら亀谷料金所の方が近い』と言われる。

 

結果いちばん避けてたいちばん遠い入口がいちばんアクセスが良いという事実。

 

早く飛騨側の復旧を願う。

 

結局登山口7時スタートとなる。

 

ギリギリ雨も止みいい感じ。

 

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歩き始めてあっという間に樹林帯を抜けるとそこは素晴らしいパラダイス。

 

なんちゅう素敵な登山道ってくらい。

 

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最高の一本路。

 

木道ってのが雰囲気最高。

 

太郎小屋も最高のロケーション。

 

ここしか無いって場所に穏やかに建っている。

小屋界の八千種薫だ。

 

 

 

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7時出発、薬師峠テント、モルツのロング缶…

 

そう、この時点でもう既に大概のことを諦めている。

 

振り上げたバットの先は薬師岳

 

テントは自分のを含め2張。

 

最終的に4張。

 

最高に静かなテント泊の始まりだ!

 

と、一服してさあ薬師岳の山頂へ。

 

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晴れてたら気持ち良いんだろうなと。

 

悪天男の哀しい性。

 

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そして小屋の温度計は13℃。

 

テントに防寒着一切を忘れてくるというスポンジ。

 

半袖で乗り切らねばならない。

 

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小屋で月見うどんを注文。

 

なんて気が利いてるんだ!と感心する右側の赤いやつ『一味』

 

見事『防寒一味うどん』となる。

 

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声を張り上げて『薬師岳山頂』と叫んでも信じてもらえないこの光景。

 

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霊仙山

 

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双六岳

 

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西穂丸山

 

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薬師岳

 

『半分青い』ならぬ『だいたい白い』

 

また来いという事だ。

 

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風も強くとてつもなく寒いので、お詣りを済ませ下山。滞在3分。
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途中振り返ると絶妙のタイミングで雲が切れてやがるぜ。

 

分かってます。

 

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帰りは概ね気持ち良かったが晴れてたらきっと素晴らしい景色に違いない。

 

もう一度来よう。

 

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で、外もこんな感じになってきてしまったのでやる事もなく、酒飲んで昼寝して18時にはメシ食って寝るという、山にただ居るだけ状態。

 

ここは携帯も電波拾わずの場所。

 

何もしてない時を刻む。気分は最高だ。

 

その夜、ブーブー寝てるとカミナリの音で目が覚める。

 

落ちては無いがゴロゴロ状態。

 

朝方4時頃には雨が降り始め、まもなく豪雨に。

 

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6時頃に小降りになったのを見計らいさっさと撤収、下山する事にする。

 

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ここで二つ目の家族への報告編。

 

帰る道すがらとてつもない勢いでLINEを受信することになる。

 

けたたましく『ドルルン、ドルルン、ドルルン…』

 

見ると嫁、おふくろから。

 

『アレ、泊まってくるの?』『返事下さい』『返事せーや』『生きとるか?』『生きてたらメール下さい』『生きとるの』等

 

オレ…言ったよね。てか、目の前でザックにテント入れたよね。アレ、言ったっけ?

 

あっ、てか黒部五郎に行くつもりだったっけ?

 

薬師に行くとは言ってないな。

 

アレ、言ってないか…?

 

あぁスポンジー

 

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無事に帰宅。

 

嫁の第一声。

 

『あんたの生命保険の証書は?』