だいたい山旅〜遊びたいのも山々

人生も折り返しを迎えたアラフォーおじさんの荒波一万尺

トコトコ岐阜のダート林道 〜大谷大栃林道〜

ヘドロデイズからひとまず顔を出す。

 

『決算』という今となっては何も掻き立たないフワッとした号令の元、『働き方改革』もどこ吹く風、『負荷を掛けたら掛けただけ人・物は成長し強くなる』的な進化論を導き唱え始めた我が社。

 

ダップン寸前の己。

 

本来の状態に戻す為、久々に愛機『轟天号』と共に殺菌の旅に出ることにした。

 

しかしこの日も与えられた時間は正午まで…

 

こちらも負荷ダップンスケジュール。

 

春を感じる晴天。

 

幸福を求めハッピーアイランドと言われて久しい板取方面へ。

 

f:id:gtotom5103:20190226160646p:image

 

今日は板取から郡上八幡方面に抜ける事が出来る『大谷大栃林道』へ向かう。

 

桜の木の枝先はほんのり赤く染まっていたり、杉林からは山火事かと勘違いする程モクモク大量の『悪魔粉』が舞い上がる。

 

f:id:gtotom5103:20190226161306j:image

 

これが春。

 

まあ良い。休みに集中しよう。

 

会社の携帯が鳴る。何度も鳴る。

 

もっと集中するのだ己。

 

f:id:gtotom5103:20190226161508j:image

 

板取川は今日も澄み渡っている。

 

神崎川と並び守っていかなくてはいけない清流だ。ミナモもキラキラだ。

 

そして林道入口はココ。

 

f:id:gtotom5103:20190226161736j:image
f:id:gtotom5103:20190226161746j:image
f:id:gtotom5103:20190226161741j:image
f:id:gtotom5103:20190226161732j:image

 

板取事務所の裏からお邪魔する。

 

暫し舗装道を行く。

 

この橋の先からダートの始まり。

 

f:id:gtotom5103:20190226161957j:image

 

この林道は荒れた箇所も少なく、ほぼフラットなのでこれからダート挑戦しよかな?って方でもおススメ出来るルート。

 

もちろんオフィシャル林道。

 

 めちゃくちゃ気持ちいいダート道が20キロ超続くのだ。

 

f:id:gtotom5103:20190226164236j:image
f:id:gtotom5103:20190226164231j:image
f:id:gtotom5103:20190226164241j:image

 

少しホラーなトンネル。しかしそこを抜けるとハッピーアイランド。

 

f:id:gtotom5103:20190226164337j:image

 

我愛機はホンダのCRF250ラリーというオフロード車。

f:id:gtotom5103:20190226175842j:image

奥は高賀山。

 

飽き性な自分だが、この子は2年経った今でも溺愛中。

 

ロングも出来るし、道すがらの気になるダートや川原も躊躇なく突入出来る。

 

そして何よりカッコいい。

 

どんな事にも真正面からぶつかり、ちょっとやそっとじゃねを上げず、要求に対してガリガリ突き進み、挙句周りをハッピーにしてしまうイモトの様な存在。立ち姿は天海祐希だ。

 

そんなバディと共に最高のダートをトコトコ進む。

 

f:id:gtotom5103:20190226181257j:image
f:id:gtotom5103:20190226181311j:image
f:id:gtotom5103:20190226181302j:image
f:id:gtotom5103:20190226181307j:image
f:id:gtotom5103:20190226181315j:image

 

お尻真っ白なシカさん二頭と出会いホッコリしたのも束の間、丁度入口から12キロの中間地点くらいのところで硬い雪。ほぼ氷。

 

f:id:gtotom5103:20190226181727j:image

 

このラリーちゃんが納車された1週間後に、調子こいて付知のとある林道に突入した際、同じ様な状況で引返す際に氷に乗ってすっ転び新車に傷、心にも大きな傷。

 

崖側にコケてたら15メートルは落ちてたという、不幸中の幸いと言うべきかダブルの深い傷とトレードオフ

 

これらの苦い経験値からオトナの漢としては潔く背を向け撤収。

 

この決断を下すまでの所要時間はコンマ何秒の世界。オトナは迷わない。

 

若者よ、登山で迷ったなら辞めて正解。

 

それが漢の判断なのだ。

 

登山も人生も無理な背伸びは不必要。

 

次が必ずあるのだよ。

 

来た道を引返す。

 

f:id:gtotom5103:20190226183145j:image

さっさと引返す。

f:id:gtotom5103:20190226183210j:image

ほーら、綺麗なせせらぎと並走してるよ。

f:id:gtotom5103:20190226183256j:image

ほらぁ、若者には見えるかな⁈

この澄んだ清流が。この清らかな瀬の音が。

 

オトナの漢は今日目的が叶わなくても、焦らず心穏やかに今を愉しむ。

 

参考にして欲しい。

 

己はこの引返しにより、制限時間いっぱいで午後の仕事に間に合いました。

 

ありがとう板取の大自然

 

ありがとう道を阻んだ雪。

 

f:id:gtotom5103:20190226184249p:image