槍ヶ岳 〜もくもく対決〜
夏山シーズンって短いよね…
行きたいところ数えたらきりが無いけど、『今しかない!』から槍ヶ岳。
今しかない?
大人気の槍ヶ岳。引き潮を狙う。
9月の三連休明けなら…と思っての決行。
前日のブログはこんな記事だった。
これはビッグサンダーマウンテンじゃない⁈ってほどの大渋滞。後に聞いたんだが、なんとこの行列で4時間待ちだったそうだ。集客力ハンパない。
連休明けだからってこの人の波は引くのだろうか⁈と、だいぶ気持ちも引き気味ながら前日の夜出発。
無料駐車場はナント7割くらいしか埋まってなかったという奇跡。
9月の平日でも空き探すの大変なのに、これは期待大。
今回も時間無し金無し男は日帰り。
朝4時半駐車場を出発。
いつもの様に指導センターにて用をたし、槍決戦に向かうのであった。
真っ暗怖いっすね。
真っ暗の右股の林道。先行者なり後続者居てくれたらね…ホント怖い。てか、地元の低山でも怖い。真っ暗怖い。
で、穂高平もひっそり正直怖い。
いつも、クルマはあるけどひと気がない。
そして長い林道。クソ長い。
新穂高から槍穂向かう最大のネック。
1.林道長い 2.展望無し 3.小屋少ない
だから静かな山行とONE DAY登山が可能なんだけどね。
槍平で休憩も取らずひたすら歩く。
やっとこさ飛騨沢にたどり着き開ける展望。
人生そのものか?
地道な努力の後のご褒美。しかもそれそのものが手に入った訳でもなく、何なら悪天男的にはその確率すら低い。常に修行の身だが、今日は笠ヶ岳や双六の超〜クリアなご褒美。有難い。
と楽観したとたんものの見事にいつもの景色である。
高速もくもくさん登場で恒例の展望である。
この驚くほどの演出。モザイクでも何でもなく見事に『穂先』のみ覆い隠すもくもくさん。
小屋まで行っても見えない。
さっきまでの晴天は⁈
諦めメシを食う。
カレー。
にんにくが効いて美味い。
ここで槍に来た事を知合いにLINE。
返って来た写メ。
槍のライブカメラにカレーをもくもくと食う猫背男。もくもく共演を果たした瞬間。
このもくもく共演最中に槍を覆い隠したもくもくが晴れ『穂先』登場である。
ザ存在感。
槍は本当に不思議な存在。
どこ登ってもまあまあ終盤にしか姿を現さないが、その姿を見た瞬間『特別』なのである。
飛騨山脈のラスボス、北東西鎌尾根やその位置が絶妙な上にトッキントッキンというディテール。何かあるとしか思えない。
そりゃ4時間渋滞しますわね。
でも今日は読み的中の空っきすきの待ちゼロ。
頂上を堪能。
北鎌尾根がもくもくの侵略で見れなかったのは残念。
しかし最高の展望台だ。
穂高の荒々しい山容から以北の大らかな山々。
もっとクリアに見たかったが、これもまた次回来れば良いこと。
ひとしきり楽しみタイムアップ、また死ぬほど長い道のりを帰るのであった。
カリ
今日の忘れ物。
ザックに入れっぱなしとなったヘルメット。
今日のナイスアシスト。
ライブカメラ教えてくれた知合い。
まぬけ。