だいたい山旅〜遊びたいのも山々

人生も折り返しを迎えたアラフォーおじさんの荒波一万尺

やっぱりシメの鷲羽岳&三俣山荘 〜紅白の小林幸子〜

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ついにこの日がやって来たぁ!

 

9月のくっそ忙しい仕事もひと段落ついて、一泊とっていざ三俣蓮華・鷲羽岳へと計画。

 

前週は台風と仕事が突風の様に吹き荒れ、小屋閉め最終日の15日にようやく行ける事に。

 

ウッキウキで出発も小雨。

 

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そして負傷…

 

事件はまたイタドリが原ら辺で起こる。

 

朝ごはん食べようとビショビショの岩に座る。

 

ヌメッてるな〜なんて思ってたらおにぎりが転がる→すかさず立ち上がる→おにぎり左手でキャッチ→見事に滑る→頭から真っ逆さまに落ちてdesire→岩のあいだに腕挟まる。

 

一瞬何が起こったのかわからない。

 

気づいたら逆さ。

 

右腕の感覚ゼロ。

 

あ〜こりゃポッキリ逝ったなと思った。

 

そして何故か左手におにぎりを握る。

 

その最中横を通って行ったおじさん一人。

 

もはやコントの様な光景。

 

岩に逆さに引っかかり左手におにぎりを握った中年を前に、通りがかったおじさんも声を掛けづらかっただろう。

 

そそくさと足早に去っていく。

 

あぁ、これもまた逆に有り難い。

 

なんせ恥ずかしい。理由も状況も。

 

何とか立ち上がって動作確認。

 

僅かに動くが激痛。

 

こうして何でもない場所で事故は起こる。

 

リアルおむすびコロリンで自分も岩の間にコロリンでホント助かって良かったが、心がポッキリ折れた。

 

このまま行くべきか諦めるべきか大いに悩んだ。

 

こんな悩んだのは、中学の『エロ本買う買わない』事件以来。

 

まあでも骨大丈夫そうだし、とりあえず双六まで頑張ってみる事にした。

 

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相変わらずの絶景・かわいい雷鳥ちゃん・安定の双六のカレーで折れた心は復活し、三俣山荘に泊まりの予約を入れ、行くしかない選択肢。

 

しかし右腕と手首死んでる。パンパンに腫れてアンパンマンの手みたいになってきて感覚がないし痛いし、テーピングでぐるぐる巻きの上にタオルぐるぐる巻きでしのぐ。

 

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しかしこの先の絶景でそれらを忘れさせてくれた。

 

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スゲ〜

 

それはもう絶景。

 

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小林幸子じゃん!

 

 

やっぱシメに来て良かった!

 

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早々に受け付けを済ませ鷲羽岳に向かう。

 

小屋の女性もめちゃくちゃ親切で有り難い。

 

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槍を覆っていた雲も切れ始め360°見渡す限りの絶景。誰もいない山頂。北アルプスの真ん中を独り占め状態という贅沢の極みを味わえた。

 

この前歩いた薬師もめちゃめちゃ立派な山容。

 

もっと時間が欲しい。

 

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惜しまれつつ最後にヒョッコリ顔出してくれた槍ヶ岳とゴリゴリ北鎌尾根を拝み宿に戻る。

 

さあもう一つのお楽しみ三俣山荘名物のジビエシチュー!

 

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夕飯前に小屋の女性から挨拶。

 

この日最終日という事で小屋からの大サービス。

 

『心ばかりでは…』と謙遜気味に言われたのだが、食事プラスαもビールもケーキも行動食にとパンまですべてサービス!

 

その上、小屋のスタッフの皆さんもアットホームで親切で温かい。もうここ最近で最高の夜を過ごさせてもらった。ホント涙出そうでした。

 

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その晩…

 

やはり手首がめちゃめちゃ痛い。寝たいけど痛みで目が覚める。寒さで紛れてただけでやっぱ痛い。

 

何とか朝を迎え、スタッフさん達に感謝を伝えて5時過ぎに小屋を出発。

 

程なく道すがらで一人の人に追いつき路を譲ってもらう。その後事件が起こるのだが…それは最後に。

 

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三俣蓮華岳で朝日を浴びる。

 

最高だ!

 

そして双六までの稜線歩きも素敵過ぎる。

 

風邪も強く小屋発時に気温も0°ほどで寒い。

 

でも視界も開け雲ノ平もクリアに見渡せる。

 

贅沢だ。

 

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そしてもはや恒例化してしまった隠れ槍。

 

この旅のメインの一つ、双六発射台からの槍がまたもこのタイミングで雲の奥。

 

少し待ってみたがまた次回にお預けとした。

 

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最後の最後に槍が姿を見せてくれた!

 

あー最高の旅だった!…はず…

 

 

 

そう、事件の件。

 

小屋出て早々に路を譲ってもらった人…いやあえておっさんと呼ぶ。

 

路を譲ってもらった直後のはなし。

 

暑くなってきたので上着を脱いでいたら、目線の先で白いものが弧を描いてハイマツの中にカサッという音と共に消える。

 

その後おっさん登場。

 

そのおっさんに『今の何でした?』と尋ねると一瞬トボけたのちに『ゴミが落ちてたから捨てた』って言うじゃない。

 

もう突っ込みどころ満載で、面倒だったから『じゃあ僕が拾ってきます』と言うと、何故かそのおっさんは『ごめんなさい、私のです』と…もうムカついたけど一緒に探しましたよ。

 

探す間もそのおっさんハイマツボキボキやり始めるしそもそも入っちゃアカンとこやし。いちいちおっさんに注意しまくりながらやっと見つけた。

 

自分が言う立場じゃないかもしれないが、そのおっさんにはさすがに『二度としないで』と伝えた。

 

先日の槍ヶ岳山荘のスタッフブログで『北鎌尾根のゴミ問題』が書いてあったが、その中で『北鎌に来る様な人がゴミをしていく現実』の様に書いてあったが、ホント三俣まで自分の脚でわざわざ歩いて来た人の行動では無い。

 

そもそもそれをしてしまった事で、自分のその旅自体が良いもので終われるのだろうか?

 

それをたまたま見てしまった僕ですらガッカリな思い出になってしまいそうなのに。

 

どうか故意にゴミをするのは控えて欲しい。

 

自然の中で愉しむ人の最低限のマナーだと思う。

 

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