飛越〜黒部五郎小屋 〜全てが素敵過ぎる異世界や〜ん〜
あー久しぶり。
お久しぶりのテン泊出来るかも…
いつもの様に一泊二日。
何処にしよう⁇
やっぱ気持ち良く稜線歩きがしたい!
って思って最初に浮かんだ黒部五郎。
薬師岳や鷲羽岳から眺めた太郎平〜黒部五郎へと伸びる稜線はなかなか魅力的だったな〜
なので今回は新穂高からではなく折立から…とも思ったが、時間と金…の問題で飛越新道から開始となりました。
スタートは5時過ぎ。
なが〜い樹林帯。
事前の調べではこの樹林帯足元『ヌタヌタ』で有名、長靴持参で避難小屋にデポみたいなのが上等手段らしい。
長靴か〜めんどいなぁ〜
結局持参せず。吉と出るのか?
登山道自体は熊笹刈ってあったり名物の倒木もしっかり切り刻まれヌタヌタの足場に使われてたりとかなり手入れがされている様子。
外から来た人間としては本当にありがたい。
途中展望開けたりまた樹林帯の繰り返し。
寺地山に到着したのはスタートから約1時間。
なんだかめっちゃ歩いた気がしたのに…
そして樹林帯をやっとの思いで抜け写真で見た木道〜
木道ってなんか良いっすよね〜
特別感というか自然と優しさ人造物の融合というか。好きな景色。
傾いた避難小屋は帰りに見学する事にしてそのままGO〜
で、この気持ち良かった木道以降の北ノ俣岳への登り。めっちゃ急登でブツブツ愚痴りながら登り、気づいたら写真全く撮ってないという失態。
正直めっちゃしんどくて、黒部五郎どころじゃ無いくらい。帰って調べたら飛越口から北ノ俣岳まで10キロ弱もあるやん⁈って…
知らなくて逆に良かったなんて〜
グダグダになりながらやっとこさ稜線に出ると一気に疲労も吹っ飛ぶ絶景〜
薬師、赤牛、水晶、鷲羽、雲ノ平、奥には槍〜穂高の稜線、黒部五郎〜超〜絶景〜お天気バンザイ〜
北アルプスオールスターズ。
黒部五郎岳までのスンバラしい稜線。
こりゃたまらん。
赤木越え〜の、あーあれが赤木沢か〜
そりゃ降りたくもなるわね〜
あっちの沢めっちゃ良い感じやん〜
薬師沢左俣か〜へ〜〜
なんて地図片手に稜線歩きを愉しむ。
薄々感じてたが、黒部五郎と僕の距離…縮まってない。
まあまあ歩いたはずなのに黒部五郎の手前に越えたはずのピークがまたあるやん。
でね、またまたですが黒部五郎岳の直登、全く余裕なく写真撮ってねーじゃんって。
予想外のキツイ斜度。
鷲羽もこんなだったな…
その為ピークハントは翌日に。
早く小屋でメシ食いたい〜
いや〜カールめちゃくちゃ壮大〜
ここまで来れて良かった〜
凄すぎるぜ!
あーやっと小屋に…あれっ
何処⁇何処よ小屋…
アレか…マジですか。
行くしかないな。
カール内。
ここは最期の楽園かはたまた異世界かってくらいの景色。
そこをポツンと独り歩ける喜び。
ピークハントも良いけど五郎はカールだ!
内側に来れて本当に良かった!
小屋は何処だ⁉︎まだか⁈
肩から歩く事1時間、やっとこさ小屋が近づく。
なんちゅう可愛らしい素敵な佇まい。
周りの景色雰囲気に馴染みすぎて、大木みたいに元々そこに生えてる感じ。
この道のり来た甲斐があるわ〜
カレーもビールも美味いし景色最高やし。
あー最高。
もー最高。
あー帰りたくない。
あーあーあー…………Z z z z z………
あー寒っ
さっっむっ
メシ食ったまま酔っ払って寝てしまった。
めっちゃ寒っ
星スゴ。
めっちゃ綺麗〜
あー最高。
ブヒ…ブヒ……Z z z z………
朝っす。
新しい朝が来ました。
希望の朝っす。
今日も晴れ確定です。
最高です。
テン場を出発してからは慌てずゆっくり大絶景を堪能しながら進みましたよ〜
次いつ来れるか分からないからこの目に焼き付けないともったいない。
そして黒部五郎岳のピーク。
嫁さんに『この写メは要らん』と言わしめた絶景を相殺するケダモノ。
記念だから仕方あるまい。
ワシはこの日ここに存在した証じゃ。
素晴らしい景色ありがとう〜
ナァスカリョウのヒャジミャリウァウィツムォヤミェ的なシチュエーション
黒部五郎を惜しみつつまた長〜い長い晴天の稜線を歩き、またまた長〜い飛越を下り無事帰還。
帰りの道すがら奥飛騨の田んぼは金色に染まってコレまた素敵〜
あーめっちゃ良い旅でした〜
やっぱ画になるぜ!