だいたい山旅〜遊びたいのも山々

人生も折り返しを迎えたアラフォーおじさんの荒波一万尺

西穂丸山 〜コーナーポストと化す〜

『ラーメン食べ行こか?』

 

これは涙ぐましいオヤジの誘い文句。

 

 

これを瞬時に『アヤシイ』と読み取った小学5年生は警戒心をあらわにする。

 

決行の日の早朝叩き起こされ、寝ぼけたまま嫁さんに登山服を着させられるのであった。

 

道すがら車中はほぼふて寝。

 

ほらぁ〜あのロープウェイ乗るだけだからぁ〜

 

ほらぁ〜ちょっと散歩しようよぉ〜

 

まあ、こんなものウソだとバレてるが我が家では儀式みたいなものである。

 

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もはや彼女のイライラはマックス。

 

思春期とは残酷である。

 

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こんな父親に穂高も全身真っ白で答えてくれている。

 

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あしたのジョー

 

西穂丸山、コーナーポストと化す。

憧れゴロゴロ双六 〜幻の稜線〜

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ウミノソコカ?…

 

 

 

 

二連休の前の晩、高校時代からの親友Aと呑み。

 

この親友Aとは、バンドを永きに渡り組んでいた。

 

彼がベースで僕はギターorドラム。

 

このAという男は、全く良いヤツなのだが、寝すぎグセ、寝坊グセ、遅刻グセ、忘却グセ、脱力グセ・・・・・・ダメグセの総合商社だったのにもかかわらず、『アイツまたしょーがねーなー』なんて感じで何故か愛されキャラで通ってきた。

 

しかし最近では人が変わったようにつらい仕事もコツコツこなし、正義感と愛に溢れるナイスミドルに進化を遂げたA。

 

そんなAとはもう、阿吽の呼吸なのである。

 

吐きギワ、寝ギワ、便ギワ、飽きギワ…全て分かってしまう。

 

明日はどうせ雨だから…と山を諦めた夜、そんなこんなで音楽話、楽器話に花が咲いて夜はふけるのであった。

 

翌朝、穂高周辺の天気を確認すると、明日午前中は天気もちそうじゃない!

 

槍行く?…と思ったが、昼に崩れて沢が荒れて流しおっさんも…。翌日は問答無用のお仕事。

 

『とりあえず新穂高の駐車場で考えよう』と、車中泊

 

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晴れたじゃない。

 

しかし大人の選択、LONGLONGな双六ピストンに決定。

 

とにかく一日目一杯、己を使い切ってボロボロになりたい盛りなのだ。

 

燃え尽きたいのだ。

 

僕の憧れ、吉岡里帆(双六岳)に会いたいのだ!

 

あの大らかな稜線でゴロゴロ双六したいのだ!

 

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もう吉岡里帆に会いに行くとなれば真っしぐらである。

 

若干小走りになったりなんかする。

 

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一ヶ月前より雪もだいぶ減ったようだ。

 

槍ちゃんの揺るぎない先っちょ隠し。

 

しかし思ってたより晴れた。

 

これもまた、自分のアツイ思いが通じたのだろう。

 

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小池新道ってのは全く飽きない。

 

傾斜もそこそこで歩き易く整備され、ずっと気持ちいい。

 

木道も何とも言えない雰囲気で気持があがってくる。

 

小屋の方々に感謝である。

 

吉岡新道を進むと、あらあら来ちゃうじゃい?

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あぁー…ここに住みたい。

 

『街から遠いよ』とか『雪凄いよ』とか周りには言われるだろうが、ここに住みたい。

 

穂高のオンジにオレはなるっ!』

 

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最終的に切り株の年輪を数えながら凍死しても悔いは無い・・・か?

 

なんて思いながら鏡平小屋。

 

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実はもうここで良いか!?なんて思ってたが、時間はまだ9時。

 

また急に吉岡里帆…双六でゴロゴロ欲が湧いてくる。

 

疲労でボロボロの自分を優しく抱いてくれる吉岡里帆

 

そう、お向かいの槍や鷲羽に見せつけてやるのだ!

 

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途中弓折岳の分岐手前で、落石という洗礼を受けそうになる。

 

ゴゴッっという音がした途端、トミーズ雅の頭位の岩が2つ、5メートル位先を転がり落ちた。

 

こんな時、意外と何も出来ない自分がいる。

 

ただ呆然。

 

浮かれた自分の気持ちを引き締めてくれた。

 

そしてその10メートル向こうの分岐に、岐阜県警の方々。

 

どうやら訓練中の小休憩。

 

あそこでトミーズ雅さんに当たっても、即救助となっていただろう。

 

県警の皆さん、山の安全をありがとう。

 

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青い大空に舞う県警のヘリ、穂高を覆い始めた白いモクモクモクモクモクモク・・・

 

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そして遂に吉岡里帆ちゃん発見の瞬間。

 

『どこがやねん』と思われるだろうが、人は焦がれた果てにそう見えてしまうものである。

 

あの稜線でゴロゴロするのである。

 

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そして小屋発見。そのバックにはチョー立派な鷲羽岳と肩にはひょっこりはん水晶岳。いつかはあそこに行きたいぞ。

 

北アの奥地の大物達が集結。雲ノ平会議が繰り広げられているのだ。その場にいつか行きたい。ちゃんと休みが欲しい。


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またこの小屋まで自分の足で詰めていく感じがたまらない。

 

もうここでゴロゴロしたいくらいだ。

 

きっとここは吉岡里帆の膝の辺りだろう。

 

もう己の変態観も最高潮である。

 

ここに住みたい。住んでられないだろうが住みたい。

 

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小屋の方とお話出来たのだが、皆さん本当に親切でとても良い雰囲気。

 

五目ラーメンを頂く。

 

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疲れた身体にこの塩っ気がたまらないのだが、汁物に汁物重ねの味噌汁付き。

 

しかしこの味噌汁がまた美味い。

 

おふくろの味、できた嫁の味。

 

さすがは吉岡里帆の膝にある小屋。

 

間違いナシだ。

 

食事を済ませ、本日メインの双六岳山頂を目指す。

 

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で、だいたいこんなタイミングで雲がモクモク湧いて来て小雨のパターン。

 

そして地元で言う金華山一つ分くらいの、まあまあな登り。

 

でもここは吉岡里帆

 

そんなものは屁でもない。

 

最高のご褒美が待っているに違いない。

 

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ほら。

 

ココハウミノソコカ?

 

 

 

小雨が雰囲気を助長する。

 

煙幕の向こうから間違って小林幸子が出てきそうな雰囲気。

 

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ホボスイソウ。

 

ゴロゴロシタイ。

 

シタガヌレテテゴロゴロシタクナイ。

 

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双六のあの展望はない。

 

双六じゃないのかもしれない。

 

吉岡里帆じゃないのかもしれない。

 

ココハドコワタシハダレ?


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山頂から下山中何とか天気持ち直すも、小屋まで戻ると雨足が強まる。

 

カッパを着て退散。

 

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途中、この吉岡里帆に見放されたも同然の絶望に満ち満ちたおっさんを、一羽の優しい雷鳥ちゃんが帰り道を踏み外さないよう案内をかって出てくれる。

 

この頰を伝うのは雨なのか涙なのか…

 

そして、例のイタドリが原ら辺を過ぎた頃には土砂降りの雨。

 

携帯も取り出せず写真もナシ。

 

林道は川状態で靴も浸水でビッタビタ。

 

ただ、下山って何もなければ苦痛だが、この土砂降りスパイスで逆に退屈せずにあっという間に帰る事が出来た。

 

雨の中、わさび平小屋の方にも親切にして頂いた。

 

このゴロゴロ戯れられずの山行は、『また来てね』の合図であろう。

 

次回は泊まりで行きたい。

『敬意』を語る経緯 〜偉そうにすいません〜

ゴミ問題。

 

これも凄い気になってる事の一つ。

 

街を歩いてても山登ってても、朝の会社周辺の掃除にしても、飴の包みからペットボトルやコンビニの袋や弁当のトレーやら……とにかく毎日大量だ。

 

然るべき処理がなされないこれらのゴミは一体どれ程あり、どのくらい環境に影響を及ぼすことか?

 

昨今の報道で、奈良の鹿さんの胃から何キロものポリ袋…とか海に浮遊するマイクロプラスチック、エベレストや富士山の放置ゴミ、はたまたこれは悪意丸出しで異常とも思える日本の『テン場の放置ゴミ』

 

怒りも湧くが、同じ登山を楽しむ者として情けないしなにより悲しい。

 

とにかく異常なスピードであらゆるものを壊していってるのは間違いなく『ヒト』だ。

 

自分もゴミゼロの生活はしていないし、もしかしたら気づかない間にそうしているかもしれない。しかし意識は絶やしてはならないし、何とかしなければならない。

 

それは、素晴らしい大自然の為だし、そこにある命の為だし、後世に生きる子供たちの為でもある。

 

インフラの整備…とか言い出すとキリが無いしどの世界でもそうだが、自己責任で無くなると、つまり他人や行政等のせいにしだすと、イタチごっこで解決しない。

 

最近こういう事を考える時に最後に思うのは、『全ての人や物の価値』が落ちてきている、低くなってきているんだと思う。

 

このご時世、人も物も溢れ、分からない事や知りたい事がお気軽に手に入れられる。人は分からない事でも分かった気になって勘違いしてしまっているかもしれない。

 

全てが近いところにあると錯覚してしまう。

 

お手軽感=価値の低下

 

 

日本では『山岳信仰』があり、崇拝される対象である山もある。

 

それこそ遠くない昔、崇拝し敬意を持って命がけで槍や劔を目指したりもしていたのだ。

 

 

そう、今足りないのは人、物、色んなことへの『尊敬』や『敬意』じゃないかと思う。

 

 

『敬意』を持つと自ずと行為や行動が変わる。

 

 

 

そこで!

 

山に入る前にこうしませんか⁈

 

 

今からお世話になる山に『手を合わせ感謝する』合掌

 

下山後も、登った山に向かい感謝する。

 

『今日はお世話になります、登らせて頂きます』

 

『今日はありがとうございました!無事下山出来ました!』

 

これをすれば、ゴミなんて出来ないだろうし荒らしたりも出来ない。

 

登山道のゴミも拾って行こうなんて思ってもらえたら嬉しい。

 

こうしてほしい…とまではおこがましいが、自分が山を荒らさない為の『儀式』みたいなものが出来たら…

 

どうか、皆さんのスタイルで良いと思うので、皆さんなりの『敬意』でもって是非後世のお手本となれる様な楽しみ方を体現出来ると、凄く良い世の中になるんじゃないかなぁ…と思います。

 

若い世代の人たちも、何かそんな事してたり発信したら『カッコイイ!』と思うよ!笑

 

自分も書いてしまった責任上、絶やさず続けていきますよ!笑

 

偉そうにすいません…

 

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蝶ヶ岳におじさん妖精 〜旅は初道連れ〜

奇跡のひとりぼっち男が遂に殻を破る時が来た。

 

それは一週間前の出来事であった。

 

仲良くさせてもらっているキャンツーがライフワークの上司のY氏から、『中津川のSさんとIさん登山してるらしいぞ』『いつも低山ばっかでアルプス行きたいって言ってたからオマエ連絡入れてあげてよ』と。

 

中津川のSさんといえば、歳(50半ば)の割に若々しい外見で物腰の柔らかい温厚なお方。

 

一度7〜8年前社員旅行のグアムの飲みの席でご一緒した際、その見てくれからは想像もつかない『経験』いや『遍歴』の持ち主だった事を思い出す。

 

そんなSさんが登山⁈と思ったが、人柄に興味が湧きそこは勢いで社内メールをかます

 

『Sさんお久しぶりです!なんだか登山されてるそうで、Y課長からお聞きしました。突然ですが、もし宜しければ来週蝶ヶ岳行くつもりですが、お暇でご興味あれば登りませんか?』

 

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まもなく返事が来る。

 

『ぜひぜひご一緒したいです。アルプス行きたいです!お願いします!』

 

なんちゅうノリだ。

 

とても50半ばで登山始めた人のノリではない。

 

今まで大体行きたいと言う人に限って『まだ早い自信がない』とか『腰痛持ちで…』とか『膝やられて…』とか『嫁が…』やら『子供に…』やら『ハムスターと…』…………

 

もう誘う事が面倒になっていた時にこの返事をするおじ…大先輩。僕はこの人を信用して良いのだろうか?

 

それから数回メールでのやり取りの末、恐ろしい程の意気込みに自分のお気軽さが申し訳なくなる程。

 

ここで、蝶ヶ岳を設定した事に安堵した。

 

Sさんの意気込みや大きな期待を蝶ヶ岳さんは軽く受け止めてくれる筈だ。そして僕が言い出しっぺという責任も、蝶ヶ岳さんが全て背負ってくれるだろ。

 

三俣7時出発。

 

僕は車中泊し、Sさんは7時ピッタシ到着。スバラシイ。

 

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当日は、暑くもなく寒くもない晴天。

 

北アルプスデビューにふさわしい天気。

 

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この日はSさんと会話が弾んだ。

 

山の事や会社の事、私生活や見える景色。

 

Sさんは予習してきたらしく、ゴジラに感動し、特に常念〜前常念の尾根が見えた時はかなり感動して写真を撮りまくっていた。

 

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途中現れる階段や蝶沢の雪道が地味にシンドイ。

 

と、まてまて。

 

このおじ…大先輩普通についてくるじゃない?

 

あれ?意外と涼しい顔してついてくるじゃない?

 

『Sさん、ペース大丈夫ですか?』

 

『あ、ありがとう。気遣ってペースあわせてくれてるよね?』

 

マジか…こっちはもう48手使い終えもう痩せ我慢すら出来ない。このおじ…大先輩なに?

 

『僕限界ですわ、少し休みましょう。Sさんめっちゃ健脚じゃないっすか!』

 

『結構シンドイけど大丈夫。気を遣わなくていーよー』

 

マジか。まだ気遣ってる定になっとる。

 

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『めっちゃタフっすね⁈スポーツなんかやってました?』

 

『あ、オレ?学生の頃スピードスケートやってて補欠だけど国体行ったなぁ。橋本聖子がちょうど出てた時だよ。昔の話だけどね〜』

 

でた。

 

ガチ経歴の人。ガチアスリートですやん。

 

何ならスピードスケートって。

 

そんなんやってた人、聞いたことないですやん。

 

橋本聖子。レジェンドですやん。

 

マジか…

 

まじ先行って下さい。

 

そこで、少しナメてた自分に気づきました。

 

正気に戻りました。ありがとう蝶ヶ岳

 

そんなこんなで今日の核心部。

 

蝶の稜線から覗くアレ。

 

僕は大先輩Sさんにコレをみてもらいたかった。

 

きっとハマってしまうに違いない!

 

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デデ〜ンと広がる蝶と穂高の大パノラマ。

 

コレを見た瞬間、大先輩Sさんは歓喜

 

ほぼ絶句。

 

思わず出た言葉は『さ・い・こ・う』

 

セーラー服と機関銃の『か・い・か・ん』

 

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僕はクリステルの『お・も・て・な・し』程のドヤ顔でお返しする。

 

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しかし何故だろう。

 

見えるだろうか?肝心なもの。

 

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ほら、いつものパターン。

 

先っちょ。

 

Sさんが『へ〜凄いなぁ!槍は?』

 

ですよね…

 

『いや〜、恥ずかしがり屋さんですね〜。きっとですね〜、風あるんで少しまてば見れそうですね〜』

 

なんて、なんの確信も無いまま答える。

 

毎回そうだが、何故先っちょ隠す?

 

てか、今大先輩に必要なのは『先っちょ』以外あり得ない。

 

男全般『先っちょ』でしょう。

 

もう念力を送るしか無い果ての一枚がコレ。

 

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大先輩Sさんのストックの先の先っちょ。

 

うまく雲モザイクがかかり、ウス眼で透かしても先っちょが微かに…って程。

 

この後、2時間近く居たのだがこの写真を最後に槍さんは姿を消してしまった。

 

苦しまぎれにSさんには、『また来いって言われてるんですよ!』なんて言うと、『そういう事だね〜。でもホント最高だわ〜!ホントありがとう!』

 

マジいい人だ。

 

なんて良い人なんだ。

 

その後小屋にて昼飯と共に、盃を酌み交わし雑談雑談また雑談。

 

Sさんの山をはじめたキッカケなんかも聞いたが、境遇みたいな物が似ていて、こういう大自然が沁み入るタイミングみたいな物が皆んなあるんだなぁと思った。

 

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そして山で『それらを流す』とゴミと同じで山を汚してしまいそうなので、山から得たもので自分を『浄化』しましょうなんて話もした。

 

帰りも、そんな話をしたものだから少ないながらも、登山道のゴミを拾いつつ下山。

 

ほぼボッチ登山しかしてなかったが、大変有意義な山旅となった。

 

そう、今回は大した事件もハプニングも無いまま、ただ平和に幕を閉じた。

 

そうそう、今回の蝶ヶ岳。行きたいと思った理由が他にもあったんす!

 

コレ

 

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そう、このザックを新調して、ただ使いたかった。

 

『KSウルトラライトギア』っていうおフランスの方の手作りザック。

 

実際お会いして作って頂いた品。

 

めっちゃめっちゃ良かった!最高のザック。

 

 

 

 

自然とか登山って素晴らしいって事なんです ~永久迷走おっさん~

自分はネガティブ側の人間だ。という事は散々認識している。

 

ちょっぴりおせっかいで米粒ほどの正義感で自分がめんどくさい事になったりもする。

 

ここ数年はそんなものをタンスの隅の無印収納ボックス(当分使わない)に押し込めてるつもりだったが、きっと意識せぬまま駄々漏れている。

 

一応もともと体育会系なので、仕事上の目的や目標があっての理不尽やパワハラはまあまあ許容出来る人間だと思っている。

 

がしかし、傍から見ているそれらは何だかやはり自分から何かが漏れてくる。

 

ガマンルーシーが・・・

 

みんないろいろ立場もあって感情もあって、ってのは分かるんだけどね。

 

大事なのは、我々おっさん達がいちばん意識したいのは次の世代の若者じゃないかと。

 

若者が悪いんじゃないです。若者とちゃんとコミュニケーション取れないおっさん達が・・・申し訳ない。

 

過保護とか温室育ちとかそういうんじゃなくて。

 

結局、社会も会社も組織も・・・・もはや構造的にダメなんだと思ってます。

 

書けばきりないけど、社会も行政とかにサービス求めすぎちゃってて、で政治家はそのサービスを売りにしちゃってて、税金やらでお互い首絞まっちゃってて、企業は数字求めすぎちゃってて、働く人は毎年来る数字に耐え切れず諦めればまだしも、ドーピングして応えちゃったりしちゃったりで、彼らが神の様に崇められちゃったりしちゃえば、無垢な若者達の生きる目標や価値観やもろもろがそっち方面に向いてしまう。

 

何が正しくて正解でってのが立場によっても環境によっても違うのは重々承知だけどね。どばっっっと漏れ出てしまう。

 

全ての物は早かれ遅かれいつかは滅びる運命なんだけど、でも次の世代に無責任ではいけないんじゃないか?と。

 

それは自分も全く完璧ではないし偉そうな事は言えないけど、ただそういった意識や責任感や思いやり、愛くらいは持ち合わせていないと本当に自分達がいろんな物をもの凄いスピードで壊していってる実感がありまして。

 

自分にも大変尊敬すべき先輩方が居て教わってっていう流れがあって自分も・・・

 

 

 

とにかく、自然とか登山とか素晴らしいって事なんです・・・苦笑

 

山登りには然るべき準備だってスキルだって必要で背伸びは禁物、近道は無いから楽しめる。シンドイしね。

 

『生きるという事』がいっぱい詰まってる。

 

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イタドリが原らへんで昇天男 〜ホタテ隠蔽問題〜

ついにこの中年男は天国に昇天してしまったのだろうか?

 

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悪天候と急な仕事で5月を棒に振り、シーズンインを果たせずの男。

 

前日の晩は、嫁さんと岐阜の街で呑んでいた。

 

あまりに久しぶりの出来事で動転し気を逸したのか、『明日山行ってええ?』と聞くと『ええよ。てか、何処の山?』

 

自分『決めとらん。穂高らへん』

 

嫁『らへんって?素人か?』

 

自分『おぉ…シロウトャ』

 

嫁『で何処?』

 

自分『笠ヶ岳らへん…』

 

嫁『らへん?…』

 

って事で4:00に家を出発。

 

7:15に新穂高に到着。駐車場には5〜6台。

 

腹痛。トイレに急行。結局7:45笠ヶ岳らへんに向け出発。

 

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薄曇りだが湿度も気温もお高め。朝から半袖Tシャツにベストで大丈夫なほど。

 

程なく『らへん』で有名『笠新道』の登り口に到着。

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…だろうよ。

 

てか、日帰り野郎が7時過ぎに出発時点で笠ヶ岳らへんも無い。資格ナシ。

 

鏡平らへんに変更。

 

そもそもピークも目指して無いハイキング。

 

自然を感じ綺麗な空気を胸いっぱいに吸ってタラタラ散歩するのだ。そして槍を愛でながら美味しい物を喰らう算段。

 

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しかし人っ子ひとり居ない。正に大自然独り占め。独りになりに来ている自分は、こういうのが最高なのだ。時期を外すに限る。

 

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そして現れるお山様の聖なる白いおゲロ。

 

これが地味にシンドイ。チェーンスパク持参だが使わず。何故か目標より上に登っているのだ。道迷いの原因である。

 

そんな事を序盤に2、3繰り返し小池新道の入口のホッとする絶景。

 

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どっちが上だか下だかだが、上高地ならぬ下高地的な、負けず劣らずな場所。

 


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小池新道を歩くと程なく槍穂高の絶景。そして焼岳。

 

いや〜最高。

 

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何度も言ってしまうが、この素晴らしい環境の中ひとりぼっちというのが何ともたまらない。

 

友達が居ない事の最高の見返りか⁈

 

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でもって丁度イタドリが原の手前らへんのこのおゲロらへんで、ズボズボなりはじめてタイムアップ。

 

嫁子の関係で、14時頃には駐車場に帰らないといけない。実は鎖につながれ状態である。

 

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ここでお気づきの方もおられるだろう。

 

槍・穂高を覆う白い影。

 

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今日の目的は、槍・穂高を眺めながら美味しいものを喰らう。

 

この楽しみを、最高のタイミングで演出してくる大自然

 

『先っぽだけ覆い隠す』という『週刊誌袋とじ戦法』または『武田久美子ホタテ隠蔽状態』という高等テクニック。

 

透かして見ても横っちょから見ても、先っちょは見えないもどかしい状態の中カレーを喰らう。ビール忘れる。

 

やがて風も強まり『やはり退散』状態。

 

目的はある程度達成したしってな事で早々切り上げ引き返す。

 

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きっとフキノトウ

 

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『まるで空気ではないか?』と見間違えるほど透明な沢の水。

 

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そして『強者共の夢の跡的忘れ物』

早く持主の元に帰って欲しい。

 

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ここでひとコケかまし

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ブナ並木を抜け、最高の散歩となった。

 

本日の忘れ物リスト。

 

帽子

アイゼン

ビール

折角昨日準備した水とウインナー

 

 

 

 

 

 

 

ダムカード襲撃団と優しいお巡りさん

 

『5月になっても忙しぃーじゃねぇかぁー!!』

 

ゴールデンウィーク

 

世の中は10連休。

 

僕は4連休。

 

『まあまああったじゃん!!』

 

なんて歓喜の声も聞こえてきそう・・・が、しかし・・・

 

 

これが【わが社マジック】

 

前後の週休2日を【寄せて上げる】戦法でただ集められた4日間。

 

 

プラマイゼロ。

行って来い。

三歩進んで三歩下がる。

 

 

 

もう嫁娘も慣れたものだ。

 

既に『父無し』スケジュールでゴールデンウィークは埋まっている。

 

だが、そこに父は『登山』というワードをぶち込んでみせた。

 

娘に新しい登山靴を無理やり履かせ、嫌がる娘を拉致同然に車に乗せる。

 

向かったのは『高賀山』

 

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何故かというと・・・

 

1. 1000m級でありながら360度のすばらしい展望を持つ山である

 

2. 林道を使えば山頂まで800m尾根を歩けばそれらをゲット出来るお手軽さ

 

嫌がる娘にはちょうどいいはず。

 

 

そして娘がその絶景を見たとき『登山最高』と思わず口から出てしまうのではないか?とスカスカ脳で妄想してみせた訳だが、結果は『早く帰ろう』

 

おにぎりだけ食べて下山。

 

絶対に今年の夏は家族で登山だぁぁぁぁぁぁぁ。

 

 

 

話は変わるが、実は14日15日もしくは21日22日に蝶ヶ岳にテン泊に行こうと計画していた訳だが、怒涛の仕事と天から授かった悪天候男の宿命により山行が絶望的に。

 

そんな【ひとり泥沼生き埋め事件】で【休日】が幕を閉じそうになるギリギリのところで【天からのライン】で沼から這い出ることとなる。

 

荘川に蕎麦ツーリング行く?』

 

会社のバイクお仲間からの救いの手。

 

ありがたやぁ~~

 

こうして『天国の階段を昇り、天国の扉をノックする』権利を得ることとなった。

 

 

当日、レギュラーメンバーの一人である【還暦悪天男】不在で超~快晴となってしまった。

 

【悪天の神】と呼ばれて久しいその男は昔、『オフ車でグイグイ林道をかっ飛ばしブラインドコーナーで山側からの倒木でラリアットを食らい、バイクだけ谷に消えていった』事件を起こし、そのせいで山の神が怒り、二度と彼が山に入らぬ様『悪天男』にした・・・という伝説をもつ男なのだ。

 

僕の【悪天癖】など足元にも及ばない、その道を極めた男。

 

複雑だが、今日は不在であることに密かに感謝したい。アリガトウ。

 

 

というわけで、快晴蕎麦ツーとなった訳だが盛りだくさん過ぎる内容の一日となる事をこの時点でまだ誰も知らない。

 

朝9:00美濃の道の駅集合。

 

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なんと当日は【ロードオブジャパン 美濃ステージ】と言われるロードレースの超デカイ大会の為美濃市のところどころが交通規制&お祭り騒ぎ。

 

その為でも無いと思うが、遅刻の常習犯達がここぞとばかりに言い訳。

 

スタート40分遅れ。

 

まあいい、快晴の休日だ。

 

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コースは岐阜→R156ひたすら北上→郡上八幡→道の駅古今伝授の里やまと→やまびこロード→阿多岐ダム→キャンプ場視察→荘川の有名な蕎麦屋→御母衣ダム→家路

 

 

途中ダムを挟むのは、50代を越え晴れて独り身となり溢れる欲望をせき止める意味を込め【ダムめぐり】が趣味になってしまった笑顔が不敵な永久絶倫ダンディーN氏たっての願い。

 

ダムをめぐり【ダムカード】なるものを集めているらしい。

 

そのダムカードが彼の果てぬ欲望の抑止力となり得るのか?

 

決壊の瞬間を見届けてあげよう。

 

 

 

 

最初に立ち寄ったやまとの道の駅は売店や温泉・足湯など超充実。

 

その後の【やまびこロード】はツーリングにもってこいで【気持ち良い】のひとこと。

 

やはり岐阜に産まれ育ち、暮らして良かったぞ。

 

 

 

途中お目当ての【阿多岐ダム】にてダムカードゲット。

 

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無人だったが入り口に燕の巣の様な状態でカードが置かれていた。

 

人知れずブームになり過ぎ対応が面倒になりそのような形になったのだろうか?

 

 

 

 

そして、NAOキャンプフィールドなるキャンプ場視察。

 

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からのやまびこロードひた北上すると、牧歌の里付近で雄大な【白山】が惜しげもなく顔を出す大サービス。

 

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生ビールのお姉ちゃんポスターの如く、グラマラスではなかろうか?!

 

さすが白山、全く隙のないパワースポットである。

 

からの荘川の有名な蕎麦やで昼食。

 

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美味いに決まっている。

 

日本酒やルービーが無性に呑みたい。

 

大人だから耐える。

 

そして御母衣ダムのダムカード

 

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だが、MIBOROダムサイドパークという施設が休館。自動的に貰えず。

 

諦めきれず、このヘルメットを被った怪しい一団がダムの管理施設的な建屋に移動し襲撃するが相手にされず、なす術なしでおじさん達はうなだれ水面を眺める事に。

 

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そこで一同気がどうかしてしまったのだろう。

 

記念撮影とばかりに、完全なるおじさん達がジャンプ写真を撮り始めたのである。

 

その数々がこれだ。

 

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全く跳んでいない。

 

いや、跳んでいる筈だが問題点は大きく2つ。

 

1. タイミングがよろしく無い

 

おじさん達はもう脳の司令と伝達のギャップが取り返しのつかない程になっている。

 

2. 何しろ滞空時間が短い

 

もはやだいぶ跳んだつもりが跳べてない。

 

 

最後の写真に至ってはもう足腰ヤラレタ人達になってしまっている。

 

結局一枚も宙に浮いた写真は撮れぬまま御母衣ダムとはお別れをした。

 

そしてこの後の事である。

 

やはりあの絶景『白山』をバックに記念写真を撮りたいという事で、午前中の場所へ。

 

丁度良いあぜ道を見つけバイクを並べ、おじさん達は懲りもせずジャンプ。

 

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また跳べずである。

 

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これもだ。

 

そしてこうなる。

 

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この男はいったい何をしてしまったのだろう?

 

まさかのあぜ道のど真ん中で職質を受ける男。

 

いや我々。

 

そう、本当に怪しいおじさん達となっていたのだ。

 

御母衣ダムから引きずる襲撃団の香りが、この素晴らしい景色には不釣合いである事を自覚していなかったのだ。

 

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しかしこのお巡りさんは、余りにもイタイおじさん達の事を優しく諭し、帰り道の安全まで気を配って解放してくれた。

 

皆さんには伝えたい。

 

大人の自覚と責任感。

 

はしゃぐのは程々に。

 

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