だいたい山旅〜遊びたいのも山々

人生も折り返しを迎えたアラフォーおじさんの荒波一万尺

悪天最強マテリアル 〜透湿防水的社会構造〜

ウチの嫁の職場の話である。

 

ある大手企業のひとつのサービスの疑問・質問・苦情・炎上・・・を一手に引き受けているテレフォンオペレーター的な、まるで普段の生活では想像つかない労働を進んでしている。

 

派遣だが流石は大手の傘の元、旦那の中小企業的体質と違い、圧倒的な耐風性と防水性に守られている。正に最強ゴアテックスプロみたいなもんなのである。

 

その点旦那は、麻布程度の通気性抜群、羽織ってもちっとも保温しないがとにかくしぶとい(丈夫)という事だけが取り得の何とか自立している麻製ビバークツェルト。

 

ともあれオペレーターという仕事も大変だ。

 

日々イライラ殺気立った人からの電話が絶えないそうだ。

 

殆どの方は、丁寧に説明し話の出口が見えてこればもう怒る理由も無いのでその場で済んでしまう。

 

こういった事もきっと、対応オペレーターの対応力や経験値に因る所も大きいのだと思う。

 

 

そしてこの構造の優れたところは、お客様との直接の窓口でありながら傘下の請負オペレーターという所がミソなのである。

 

責任はあるが実はその部署では責任を負わない。

 

この構造で、見事にオペレーター達の湿ったネガな気持ちを見事に処理・透湿出来ているのである。

 

暴風雨でも身体の芯には影響を及ぼさない、へこたれないマテリアル。

 

あくまで身体を覆う生地で処理しようという優れた構造。

 

恐るべし現代が生んだ技術、優れた透湿防水機能。

 

私も低体温に悩む前に是非ともあやかりたい一着だが、ドMなのでもう少し暴風雨に打たれジメジメの環境下で己の人体実験をしてみよう。