だいたい山旅〜遊びたいのも山々

人生も折り返しを迎えたアラフォーおじさんの荒波一万尺

フォレストヒルズ霊仙山 〜ヒル神の居ぬ間に〜

苦手なものがある。

 

満員電車。

 

電車ってだけで不自由感だが、満員が付くと大変だ。自分はデカくて代謝が良いので申し訳ないのでほぼ移動で電車は選ばない。

 

調子の良い人

 

何度も痛い目に遭っている。だいたい痛い目に遭って暫くしてから気づくパターンだ。

 

得体の知れない生物

 

虫関係全般にダメだがその昔、アパートのドアノブをナナフシに占拠された時はショックだった。大学の図書館に戻りヤツの生態を図鑑で調べたらまたショックが増幅。ヤツは敵にやられそうになると自ら脚を切り離す。ヤツらはきっと賢い訳では無いはずで、じゃあ脚6本全て切り離してしまったらヤツらは…おゾイ話だ。

 

そしてヒル

子供の頃沢で遊んでいた時のこと、足に何やら黒光りする海苔みたいなのを掴むと血。それ以来トラウマだ。

 

滋賀と三重にかけて南北に連なる山々はヤマビルの一大産地。

 

気をつけなければいけないのは、体力でも道迷いでも無い『ヤマビル吸血による傷心』

 

しかしヤツらはニュルニュルの水分過多の生き物。冬場は水と同じで凍ってしまうに違いない。

 

僕にとっては冬場にしか行けない山の一つ『霊仙山』にお邪魔する。

 

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この日は小雨。

 

もちろん登山者ゼロ。下りてもゼロ。もちろん車もゼロ。ゼロの付くお得な日。独り占め。

 

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大人だし登山届もちゃんと提出し、この時期に必ずある『ヌタヌタソークーロード』をそろりそろりと進み廃村を抜け程なく小屋に到着。

 

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在りし日の山小屋かなやを全く知らないが、看板を見るとルービーはなんと350円だったりと是非復活して欲しいスポット。

テント場らしきものもあるが、鬼の様にクマ注意看板が乱立しヒルがひしめき合うここでテント泊はホラーと等しい。

 

やって来たクマに一体何匹ヤマビルがくっ付いて来ているか気になって、クマの存在自体埋没してしまうのでは無いか。

 

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ヌタヌタソークーロードをひた進むと、縦横無尽に無数の獣の足跡。

 

見た感じ3種類程。

 

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こんなやつや

 

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こんなやつや

 

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こんなやつか?

 

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そしてこれは、

 

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こいつか。

 

霊仙山というだけあって、だいぶ醸し出してきた。

 

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こいつは多分人。

 

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分からないのでスルー。

 

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で、展望もゼロ。

 

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からの全くゼロ。

 

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ほぼ影。

 

雪15%雨85%。ほぼ水分。

 

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最後の写真に至っては撮れ高で言うところのゼロ。

 

ピーク付近と思われるところをウロつくが足跡ゼロ。

 

意外とデカイ雪庇もあるので気をつけてね。

 

 

 

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灰色の墓場の様な場所を見つけ、カマを研ぎ始める死神。

 

はい、今日もこのパターンで全てを諦めメインのアレに取り掛かる。

 

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新製品の『カップヌードル スパイスチキンカレー』

 

寒いところでヌルいさ湯をかけ、薄い期待を大きく裏切る美味さ。

 

今日あった全ての事をひっくり返す味。

 

登山のお供に是非持って行ってもらいたい。

 

15分で作り2分で食い終わり、さっさと下山。

 

ゲリを起こした登山道を下り、雨100%になったところでクルマに到着。

 

またピークを取らない『ノンピークハンター』

 

この霊仙山は夏に行くと

 

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こんな感じで

 

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こんな感じ。